| 万人向けのバーリトゥード |
禅道会として活動をはじめられて、もうすぐ5年なんですね。 「そうですね。99年の1月からなんで、今年で5周年目に入ったという所ですね。 まあ私たちは、大道塾に所属していたころから、バーリトゥードに近い形での練習はしていたんです。 しかし当時は、その様な試合形式はありませんでしたし、競技化なども考えられなかったわけです。 でも私たちは、バーリトゥード形式でも試合は成り立つと思っていましたし、 それが子供達の武道教育にもいいのではないかという考えがずっとありました。 それで禅道会を立ち上げたわけです。」 今でこそポピュラーになりましたが、当時はバーリトゥード形式はかなり斬新なイメージだったと思いますが。 「以前からフルコンタクトの世界はルールをいかに実際の闘いに近づけていくかという模索の世界だったと思います。」 その中で、各団体が苦労しながら、様々なルールを確立させていったわけですが、 ルールというのは一度確立させてしまうと、それを変えていくのは難しい面があるわけです。 我々としては、ルールを現実に近づけていくという流れをやめて、空手を形骸化させるようなことをしたくなかった。 それで、できるかぎり制約を取った、現行のルールを採用するようにしました。 当時は確かに、総合ルールというのは限られた一部の人たちが行う、というイメージがあったのも事実です。 ただ、実際に試合をしてみてわかったんですが、この方が、いろんな人たちも参加しやすいんです。 寝技の得意な人もいれば、打撃が得意な人もいるわけですから、様々な人が参加できる可能性がある。 これこそが、やる側の為の競技であると言う考えを強くしています。 この方がむしろ万人が行えるルールであると言えるのではないでしょうか。」 やはり空手と言うとどうしても突き蹴りを連想してしまうんですが、 どのようなきっかけでその様な思いを抱かれたんでしょうか。 「まず、バーチャルの格闘ゲームでは無く、実際の闘いを追求していかないと、 武道としての教育にはならないし、真の普及は無理だと思ったことがあります。それと、 蹴りや突きをもらうのって、慣れないうちはすごく恐いですよね。 でも総合ルールだと、とりあえず相手にしがみついてしまえば、なんとかなっちゃうんですよ。 そうすると恐いという思いがなくなってしまう。 フルコンだと、白帯が黒帯に勝つことはまず無理なわけですが、総合だと必ずしもそうでは無い。 それだけ幅がある。それに段階を踏んでルールを整備していけば、ケガもあまり無いというのが、 練習などでも試して見てわかったんです。 ですから、このルールは将来的には流行るだろうな、という予感はありましたね。」 |
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